「研修で変わる」は幻想です。―社員が“勝手に動き出す”会社の裏側―
組織と仕組みづくりパートナー/中小企業診断士の蛯原健治です。
社長がいちいち言わなくても、社員が勝手に動いて利益が2倍になる組織作りのコツをお届けします。

多くの経営者が
「社員をもっと主体的に動かしたい」
と願い、研修を導入します。
ところが、数ヶ月経っても行動が変わらず、
「なんでできないんだ」と苛立つ
——この構図、よくありませんか?
その原因は
「研修すれば社員はできるようになる」
という、実は間違った“常識”にあります。
最近話題となった生成AI活用のニュースも
示しています。
AI導入研修を実施した企業が、
「すぐ業務に活用される」
と期待していたものの、
実際は「現場で誰も使っていない」
という事態が続出したそうです。
理由はシンプルで、「知る」だけでは
人は動かないのです。
人が「できる」ようになるまでには、
以下の段階があります。
知らない → 知る → やってみる → わかる → できる → している
多くの研修は、せいぜい
「知らない→やってみる」までを
カバーします。
しかし、その先の
「わかる→できる→習慣化(している)」こそが、
利益を生む“行動変容”です。
ここを乗り越えるために必要なのが、
「研修後の伴走」です。
この“伴走”は、ティーチング(教える)と
コーチング(引き出す)を組み合わせた
継続的な関わりです。
現場で困ったときに相談できる、
試行錯誤を共にできる環境こそ、
社員が
“自分で考え、動き、成果を出す”
組織文化の土台となります。
たとえばある中堅製造業では、
リーダー研修後に週1回の
「小さな実践・内省会」を設けました。
やってみて、うまくいかなかったことを話し合い、
上司が適切にフィードバックします。
3ヶ月後には、社長の指示を待たずに
現場が改善提案を出すようになり、
売上は前年比180%になったそうです。
“常識”を疑い、研修後のプロセスにこそ力を注ぐ。
この考え方こそが、
社長が細かく言わずとも社員が動き、
利益を倍増させる組織づくりの第一歩です。
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