中小企業で中途社員がまたやめる理由?
組織と仕組みづくりパートナー/中小企業診断士の蛯原健治です。
社長がいちいち言わなくても、社員が勝手に動いて利益が2倍になる組織作りのコツをお届けします。

日本の中小企業では、
採用しても 30〜99人規模の会社では
年離職率15%前後と高止まりしており、
早期離職による1人当たり約190万円相当の損失も報告されています。
では、なぜ辞めてしまうのでしょうか?
一つの理由がオンボーディングがないからです。
オンボーディングとは、
新しく入社した社員が、組織に早くなじみ、
スムーズに成果を出せるようにする仕組みやプロセスのことです。
元々は「船に乗せる(on board)」という意味で、
「新しいメンバーを会社という“船”に乗せて、
うまく航海に参加してもらう」というイメージから来ています。
入社してすぐの社員が、こんな不安を抱えています:
・会社の文化や価値観がわからない
・誰に相談すればいいのかわからない
・何を優先すればいいかわからない
・ミスしたらどうしよう…と思っている
そこで企業側が用意するのがオンボーディングの仕組みです。
例えば

などです。
特に、誰が入社した人を教えるか、
面倒を見るかが決まっていないか
決まっていても、他の仕事を優先して
後回しにしている場合がものすごく多いです。
実際、私も中小企業で転職した際には
教えてもらえなかった事を覚えています。
私は、30過ぎての転職でしたので、周りに聞きまくって
仕事ができるようになりましたが、
同じ時期に入社した20代の転職組は、1年と持たずに辞めていきました。
6月は、中途入社の方も多い月だと思います。
きちっと誰が入社後の面倒を見るか決めた上で
最低限、下記の事はやってみると良いのではないでしょうか?

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