知ってますか? 1on1が必要なもう一つの意味!
組織と仕組みづくりパートナー/中小企業診断士の蛯原健治です。
社長がいちいち言わなくても、社員が勝手に動いて利益が2倍になる組織作りのコツをお届けします。

日曜日に
「ゆるストイック」ダイヤモンド社 佐藤航陽 著
を読みました。
そのなかで、下記が書かれていました。
現代はあらゆる分断が加速している状況にある。
その分断がもたらす最大の問題は、
自分とは異なる立場にいる人への想像力が失われていることだ。
異なる立場の人をバカだとレッテルを貼る人々は、
その背後にある構造を深く探る努力を放棄している。
現代という大きな視点でもそうですが
会社組織についても同じだな、と思いました。
営業部は、
工場は、お客様のことを考えて
もっと柔軟に生産してくれても良いのに……。
工場は、何て分からずやだ!
生産部は、
お客を盾にとって、営業は自分たちの数字を
上げたいだけだろう!
あいつらのために、なんで残業までする必要があるんだ……。
と会社内での部門対立や個人の対立はよくあります。
自分とは異なる立場にいる人への想像力が失われている。
異なる立場の人をバカだとレッテルを貼る人々は、
その背後にある構造を深く探る努力を放棄している。
結局、
対話をしないと上手くいきません。
自分と違う考えや意見がどうやって生まれたのか
話し合って理解する必要があります。
それには、対話が必要です。
ー 対話とは ー
人々が物事やそれぞれの立場を理解したり、
分かったことを行動に移したりする、
このようなきっかけになるようなコミュニケーションで
「創造的なコミュニケーション」と言われています。
お互いの考えの背景にある価値観や世界観を通して、
相手の話を受け取りますし、
お互いに相手の意見に対して、
自分の考えや背景を元に意見をいいます。
今、対話が必要な時代なのに
対話を学校で習ってきませんでした。我々は。
ですから、対話ができるように
トレーニングする必要があります。
対話は、
コーチングのスキル、
傾聴・承認・質問・フィードバックが必要です。
支援先で1on1を仕組み化して行っているのは、
対話ができるようにするためでもあります。
単に、上司と部下の1対1の
コミュニケーションスキルを上げるためだけでは、
ないのです。
対話が社員同士でできるようになると
意見の異なる人との話し合いができるようになります。
結果、
部門横断型の複雑な問題も解決できるようになります。
時代もお客様も待ってくれません。
社員の4つのスキルを高めない企業は
複雑な問題が解決できずに、収益も上がらなくなります。
是非、
傾聴・承認・質問・フィードバックのスキルを
高めていってください!
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