成長企業の秘訣

タイパが幹部をダメにする?!

組織と仕組みづくりパートナー/中小企業診断士の蛯原健治です。

社長がいちいち言わなくても、社員が勝手に動いて利益が2倍になる組織作りのコツをお届けします。



先日支援先の社長から

幹部社員がもっと半年や1年先をイメージして行動できるようにして欲しいと思う。

 今のコンサルメニューに入れてくれないか?」


というご要望をいただきました。


それに対して私は

「社長、すでに入っています。

 今の幹部社員にOKRを考えてもらっているのは、

 その為です。」

と答えました。


何度も社長に説明していましたが、

やっと社長の頭の中で繋がってもらって良かったです。


何せ、数年前から

幹部社員が仕事の時間軸を長くする必要性があることを

説明してきましたから。


この会社は、半年以上先のことは、

ほぼ社長が考えて決めてきたので、

幹部社員は目の前の仕事をいかに効率的に

期日までにやりきるか、のみを考えて仕事をしてきました。

社長からの指示が膨大で終わらない、というのもありました。


目の前の仕事の効率を高めることも必要ではありますが、

時間軸の視野は狭くなります


目の前の仕事の効率を高めて

時間効率を最大にすることを、

タイパ – タイムパフォーマンス – と言います。

時間効率のことです。


目先のタイパだけを考えて仕事をしていると

長期で物事を考える能力は、当然ながら高まりません。


この支援先の社長は

自ら、長期で物事を考える社員を

育たないようにしてきた

とも言えます。


では、

どうすれば幹部社員がもっと半年や1年先を

イメージして行動できるようになるのか?


半年先や1年先のことを考えて、

目標・計画を立てる時間

PDCAを回していくための時間

作ることです。


そして、半年先や1年先の事を考える時間を

会社として、最優先事項として取り組ませると決めて

実行する事が大切です。


ということは、

社長の仕事の仕方を変えることでもあり

会社全体の構造を変えることでもあります。


社長が、

今までのやり方を手放せるかどうか

カギになります。




そもそも、

社長を止める人は、こういう組織では皆無ですから。




人は頭で理解したとしても

行動を変えるのは時間がかかります



次回は、

この支援先の社長に聞かれた

「社長が幹部社員にやって欲しいレベルと幹部社員が考えるレベルが

 合わなかったら、どうしたら良いですか?」

について書こうと考えています。



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