PDCAが上手く回らない!
組織と仕組みづくりパートナー/中小企業診断士の蛯原健治です。
社長がいちいち言わなくても、社員が勝手に動いて利益が2倍になる
組織作りのコツをお届けします。
今週は、2019年以来の
ベトナムに行って参りました。
大学生向けインターンプログラム武者修行
のホイアンタームを見学してきました。
コロナ前は、ホイアンでのプログラムに
ファシリテーターとして参加していました。
国内でのプログラムでは、
ファシリテーターとして参加しています。
約2週間で、新商品、新サービスを考え、
実際に販売して
事業継続を目指し、現地店舗オーナーに
プレゼンするプログラムです。
その日の振り返りの場に参加させてもらいました。
「PDCAが上手く回らない」
と言っていました。
CAから新しいPを考えるのが、
長い時間がかかるとの相談でした。
これは、どういうことでしょうか?
2つ考えられると思います。
1.企画のPDCAの話と行動のPDCAがごちゃ混ぜになっている。
2.Gがはっきりしてない。
1については、
企画内容を顧客の声を聴きながら、
いかに変化させ、
より良い企画にするためにPDCAを回すことと、
そのためにその日のゴールを設定し、
そのための行動のPDCAを回すことです。
どっちの話をしているか不明なまま話しているチームも見られました。
2.Gがはっきりしていない。
PDCAは前提として、
目的を達成するための目標 Goalの設定が必要です。
G(目標)が明確でないと、P(計画)が決まりません。
G(目標)を具体化するために、
数値に表す(定量目標)ことと、
100文字程度の文章にする(定性目標)を
作成すれば良いのです。
PDCAから考えるループ学習について
【第一段階 シングルループ学習】
・物事に適切に取り組んでいるのか
・立てたPを適切に実行できているか
【第二段階 ダブルループ学習】
・適切な物事に取り組んでいるのか
・Pの前提である、G(目標)を適切に立てられることができるか
【第三段階 トリプルループ学習】
・何が適切で、何が適切でないかについて、「どのように判断している」のか
・組織のビジョン・ミッション・バリューが腹落ちしているか
・全社の今期の方針や目標を理解しているか
社員が考えて行動できるようにするためには、
(シングルループ学習)→ダブルループ学習→トリプルループ学習が
自らできるようなサポートが必要です。
そのためには、対話できるように社員が成長する必要があります。
となると、最低限のコーチングスキルが必要になります。
ですから、
私の提供するチームビルディングコンサルティングでは
参加者に最低限のコーチングスキルを学ぶメニューを
取り入れています。
皆様の会社では、どのループ学習の段階でしょうか?
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