成長企業の秘訣

〇〇の使命は、センターポールに日の丸を!だった

組織と仕組みづくりパートナー/中小企業診断士の蛯原健治です。

 社長がいちいち言わなくても、社員が勝手に動いて利益が2倍になる

 組織作りのコツをお届けします。

2024年パリオリンピックが閉幕しました。

日本の水泳はメダル1個に終わりました。

1年前から予想できたことでした。

一応、元水泳部員の私は、残念な気持ちと、やっぱりなという気持ちでした。

なぜ、「やっぱりな」という気持ちがあるかというと、以下の出来事があったからです。


遡ること約1年前、日本水泳連盟で内紛がありました。

世界選手権が大きな引き金になり、平井コーチは強化方針に不満を示し、世界選手権閉幕前にチームを離脱。全日程終了後のミーティングも欠席したため、平井氏がリーダーを務めたパリ五輪プロジェクトチームも、「一定の役割を終えた」として2023年8月末で水連が解団させました。

日本水泳連盟と平井コーチの決別です。


その後、ヘッドコーチをおかないまま、オリンピックを迎えたようです。




チームビルディング=個人の強みや長所を最大限に活かす組織作り

の3つの力で考えると、すべて不足していました。


人材力 

 平井コーチ自身の指導力の限界? ヘッドコーチの不在


組織力 

 ビジョンや理念が絵に書いた餅になっている

 平井コーチ頼みで後進のコーチ育成放棄?


関係力 

 古い考えと隠ぺい体質の水連と平井コーチの対話の欠如?


ネットニュースの事実の組み合わせと私の一部推測も入っているので

どこまであっているのか分かりません。


実は日本水泳連盟の使命として

「センターポールに日の丸を!」

(競技力向上に努め、センターポールに日の丸を掲げ、人々に勇気と希望を与える。)

が存在するのです。下記は、中期計画 なんと中期計画もきちんとありました。

https://swim.or.jp/assets/files/pdf/pages/about/midterm-plan/midterm-plan.pdf




1年前の内紛、外側から見れば、日本水連連盟がとった行動も平井コーチがとった行動も

どちらも日本水泳連盟の使命である「センターポールに日の丸を!」

に沿った行動とは見られません。




1年前に、ミッションに基づき、再度ビジョンを描き、どうしたら良いのか

第三者が入ってでも対話するべきでした。




一番かわいそうなのは、選手たちではないでしょうか?

行き違いが起きる前に、チームづくりを行っておくべきでした。


私が支援している組織づくり(組織開発)は

時間がかかりますし、すぐに結果が出るわけではありません。


しかし、一度自分たちで身につけておくと

内紛が起こりそうな時もきちんと対話して、切り抜けることが可能です。


チームづくりは、内紛や行き違いが起こる前に

やり始めるのが理想です。

まずは、使命やビジョンに沿った経営になっているか、

経営者と従業員が対話してみませんか?


次回は、

日本水泳連盟は中期計画があるのに

なぜ、上手くいかないかについて書こうと考えています。


さて、日本水泳連盟にも提案したい組織診断があります。

上司と部下の信頼度合いや、

経営者に対する信頼度合いが

数値化して見える化できる

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