成長企業の秘訣

すっかり春ですが、海面下の氷山が重要です!

組織と仕組みづくりパートナー/中小企業診断士の蛯原健治です。

 社長がいちいち言わなくても、社員が勝手に動いて利益が2倍になる

 組織作りのコツをお届けします。

「社長のおごり自販機」を知っていますか?

社員証もしくは専用カードを

社員が二人同時に自販機にかざすと、

なんと飲み物が2本無料ででてくる。

というシステムです。 

二人で自販機にいかないといけないので

何気ない雑談が生まれて

コミュニケーションが活性化されるというものです。

SUNTORYさんとKOKUYOさんがコラボして開発したようです。

「社長のおごり」ではなく、「部長のおごり」や、

「工場長のおごり」と名前を変えることもできます。


今って、雑談もしにくい仕事環境ですよね。

また、コロナ禍を学生時代で過ごした新入社員は、

そもそも集団でのコミュニケーションの免疫がないですし、

さらに、コロナ禍で3年以上社員同士の会話を

なるべく避けてきています。

よって、気軽に雑談できる仕組みは必要のようです。


では、この解決策が生まれてくる

ものの見方はどうであったかを紐解いてみます。

「できごと」     社員同士の業務外の会話である雑談がない。

「時系列パターン」  雑談がない職場の状態がずっと続いている。

「システム構造」   しゃべりかけるきっかけ(がない)

          →雑談(がない)

          →コミュニケーション(がない)  

          →職場の良い関係性(が下がる)

          →しゃべりかけるきっかけ(がどんどん減る)

          というループが職場で回っている状態です。

「メンタルモデル」  職場では気軽に話しかけてはいけない。

           人に話しかけるのはめんどくさい。


*メンタルモデルとは、システム構造の前提となっている

いろいろな意識・無意識レベルの前提や価値観のことです。


氷山図で表してみます。

「できごと」、「時系列パターン」、「システム構造」

を垂直に並べた氷山を書きます。

「できごと」だけが、海面から上に出ている状態で、

「時系列パターン」、「システム構造」、「メンタルモデル」の順に海面の中です。 

海面の上にあるものだけが、はっきりと見えますが、

後は見えません。

海面下で何が起こっているかを見ることが

問題解決のはじまりとなります。

図で表すと以下です。

問題解決するためには、このシステム構造を変えることが重要です。

ループ図の連鎖をどうやって立ち切るのか、が重要です。

社長のおごり自販機を導入する 
 しゃべりかけるきっかけ(が増える)
→雑談(が生まれる)
→コミュニケーション(が増える)
→職場の良い関係性(相手のことをしり、関係性が上がる)
→しゃべりかけるきっかけ(が増える)

というシステム構造の連鎖を断ち切る施策を実施することで、

問題が解決しました。


皆さんも組織の問題を一度氷山図で書いてみませんか?

いろいろ見えてくるものがあるのではないでしょうか?






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