ラウンジのフォーから見えた、日本の現在地
組織と仕組みづくりパートナー/中小企業診断士の蛯原健治です。
社長がいちいち言わなくても、社員が勝手に動いて利益が2倍になる組織作りのコツをお届けします。

今日、中部国際空港のラウンジに入ったら、きしめんがありませんでした。
代わりにあったのは、フォーとグリーンカレー。
あれ?と思いました。
ここは、日本の名古屋の空港です。
以前は、きしめんがあり、おにぎりや稲荷鮨もありました。
出発前に、ほっと一息つける「名古屋の味」が、確かにそこにありました。
でも今日はありませんでした。
誰かが悪意をもって無くしたわけではありません。
ただ、無くなっていただけです。
常識的に考えれば、こう言われるでしょう。
「インバウンド向けでしょう」
「海外の人にも分かりやすい方が良い」
「効率を考えたら仕方ない」
たしかに、その通りです。
合理的ですし、説明もつきます。
でも、心のどこかに、少しだけ引っかかりが残りました。
きしめんは、特別な料理ではありません。
栄養価が高いわけでも、派手でもありません。
でもあれは、「ここは名古屋ですよ」というサインでした。
身体と気持ちを、
出発前に一度、日本に戻してくれる存在だった気がします。
気づくと、私たちは
具体的な日本や名古屋らしさを手放し、
分かりやすい記号としての「アジア」に置き換えているのかもしれません。
誰かが
「日本らしさ、名古屋らしさを捨てよう」と決めたわけではありません。
ただ、守るという意思決定をしていないだけです。
これは、組織でも同じだと思います。
理念が消える時も、文化が薄まる時も、
たいていは静かに、合理性の名の下に進みます。
今日感じたこの違和感は、
懐古でも、愚痴でもありません。
「何を大切にしてきたのか」
「これから、何を残すのか」
その問いを、まだ手放していない、ということです。
ラウンジのフォーは美味しかったです。
でも、きしめんが無い空港は、
少しだけ、別の場所になった気がしました。
今年も皆様ありがとうございました!
来年もよろしくお願いいたします(^∇^)
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