成長企業の秘訣

主体性の問題ではない。能力の問題でもない。~社員の能力発揮について~


組織と仕組みづくりパートナー/中小企業診断士の蛯原健治です。

社長がいちいち言わなくても、社員が勝手に動いて利益が2倍になる組織作りのコツをお届けします。



昨日、発起人として関わっている、

中小企業診断士向けの組織開発勉強会で

カート・フィッシャーの理論をもとにした

加藤洋平さんの『能力の成長』

アクティブ・ブック・ダイアログで扱いました。


同じ本を読み、同じ時間を過ごしているのに、

対話が深まるにつれて、出てくる言葉の質が変わる


問いが立ち上がり、
視点が増え、
理解の解像度が上がっていく。


同じ人でも、
場が変わるだけで思考の深さが変わる


あらためて感じました。


人は、能力がないのではない。
能力が発揮される条件が整っているかどうか、なのだと。


現場では、こんな声をよく聞きます。

「主体性がなくてね」

「言われたことしかやらない」

「自分で考えて動いてくれない」

たしかに、会議では発言が少ない。


提案も出てこない。


でも個別に話すと、
実はよく考えている。
違和感も持っている。
改善のアイデアもある。


ただ、それが出てこない


発言すると否定される。
失敗すると責任を問われる。
前例と違うと止められる。


そうした経験が積み重なれば、
人は自然と黙ります。


これは主体性の問題でも、
能力の問題でもありません。


環境への適応の結果です。


一方で、

意見を最後まで聞く。
違いを歓迎する。
失敗を学びに変える。


そんな場では、
能力は静かに立ち上がります。


社員の能力発揮とは
個人の資質の問題ではなく、
環境との相互作用の結果です。


組織の問題の多くは、
人の能力ではなく「環境の設計」にある。


人を変えようとするよりも、
能力が出やすい空気を整えること


それが、経営の本質的な仕事の一つだと感じています。


■ 今日からできる一歩

次の会議で、誰かが発言したとき、
すぐに評価や結論を出さずに、
こう返してみてください。

「もう少し詳しく聞かせてもらえる?」

それだけで、
能力が発揮される余白が生まれます。




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