成長企業の秘訣

人材力頼みのチーム

組織と仕組みづくりパートナー/中小企業診断士の蛯原健治です。

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 組織作りのコツをお届けします。

サッカー、アジアカップ日本はベスト8で敗退になりました。
残念です。後半は、ロングボールで押し込まれるパターン、
チームとして何の打開策もないまま終了しました。

さらに思い出しました、昨年の中日ドラゴンズ 
50イニング無得点。
もちろん、打者が打てないということはありますが、
それだけでは無得点は続きません。

では、チームビルディングの観点から何が不足していたのでしょうか?

1.組織学習の欠如
2.人材力頼みで、組織力・関係力の不足
だと私は思います。


1.組織学習の欠如
  予選のイラク戦は、敗戦しました。
  ここから何を学んだのでしょうか?
  組織として前回の記事で書いた経験学習サイクルが
  回っていなかったことになります。

  内省と自己概念化の不足です。

  内省 
   GOODとMOOTOを意味づけし、
   なぜ上手くいったのか、どうすればもっとよくなるのか
   についてチームで対話し意味づける作業が
   不足していたのではないでしょうか?
   予選の勝ち試合の分析、そしてイラク戦での敗戦の分析、
   もっといえば森保ジャパンの勝つ時の分析、負ける時の分析
   がきちんとなされていなかったのではないでしょうか?

  自己概念化 
   内省した内容を抽象度を上げて、
   他の場面にも応用できるようにまとめることです。
   今回で行けば、イラク戦の負けを次に活かすまで
   チームとして概念化できていなかった思います。
   気づきを得ながら物事の本質を捉えることで、
   「この気づきは別の事例(経験)にも共通するのでは」
   という点を見つけていくことの不足です。


 
監督、コーチ、選手が対話しチームとして、内省、自己概念化を
時間をかけてでもやりきることが必要であったと思います。  

                 

では、自分たちでできないならどうするのか、
サポートする人を付ければ良いです。


チームで経験学習サイクルが回せるようになるまで、
特に内省と自己概念化の言語化を進められるように
チームビルディングコーチをつければ良いのに、
と思ってしまいます。

皆さんの組織は、経験学習サイクルは回っていますか、回していますか?
皆さんの組織は、森保ジャパンや中日ドラゴンズになっていませんか?

次回は、中小企業で良く見受けられる話なので、
2.人材力頼みで、組織力・関係力の不足について解説したいと思います。


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