社長が「〇〇ない」と自律人材は育ちません!!
組織と仕組みづくりパートナー/中小企業診断士の蛯原健治です。
社長がいちいち言わなくても、社員が勝手に動いて利益が2倍になる
組織作りのコツをお届けします。
先日の支援先での出来事です。
社長から
「従業員が考えて行動してくれないんです。
どうしたら、考えて行動してくれるのでしょうか?」
と聞かれました。
私は、一度社長と社員のやり取りを見たいことを伝え
会議を見させていただくことになりました。
社長
「後、2か月で今期も終了する。
目標達成するためにどうしたら良いか、
Aさんの考えを教えてくれ」
社員Aさん
「…。」
すぐに返答が返ってきません。
社長
「分からないなら私の考えを言う、
×××して、△△△するのは、どうなんだ!」
社員からの返答待ち、何と30秒です。
会議終了後に社長に聞きました。
私
「社員からの返答をどれくらい待っていますか?」
社長
「待ちません、待っても良い意見が聞けないので。」
私
「そうですね、今日も30秒でしたね、
いつも会議は、そうですか?」
社長
「そうですね。」
私
「社長、それで考えて行動する社員が育ちますか?」
社長
「…。」
皆さんは、どう考えますか?どう思いますか?
自分で考えて行動してほしい社長に
数多くお会いして支援をしてきましたが
多くの社長は、社員に考える時間を与えません。
社員に考える時間を与えて、
考えるトレーニングをしないのに、
考えて行動できる社員がいないと、嘆くわけです。
それでは、いつまで経っても
自分で考えて行動できる社員はできません。
実は、答えを与えてもらう経験を
繰り返していくうちに、
答えは社長から教えてもらうものだ
ということが刷り込まれます。
何と、
自分で考えて行動できない社員の誕生です!
自分で考えて行動できない社員を
作り出しているのは、
実は社長自身であったということになります。
ですから、
社員が考えてもらうことを、
社長が待つことを繰り返すことで、
社員は成長し考えて行動できるようになります。
「社長は、待っても教えてくれない…。」と
社員に思ってもらうことが大切です。
もちろん、
考えてもらうためには判断軸が必要です。
前提として、
ミッション・ビジョン・バリューの共有
及び役割・責任・権限の認識の共有、
年間目標の共有など
組織力を強化していく必要があります。
皆さんは、待ちますか、待ちませんか?
自分で考えて行動する社員は、必要ないですか?
自分で考えて行動する社員が必要な方は、
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