成長企業の秘訣

社長と同じBMC を幹部社員は、かけますか?


組織と仕組みづくりパートナー/中小企業診断士の蛯原健治です。

社長がいちいち言わなくても、社員が勝手に動いて利益が2倍になる組織作りのコツをお届けします。


先日、支援先の後継者に会社のBMCを書いてもらいました。

BMCとは、ビジネスモデルキャンパスのことで

ビジネスの構造を可視化したフレームワークです。




ビジネスモデルの優位性や弱点の発見できるので、

新規事業の立ち上げにも使えますし

既存事業のブラッシュアップにも使えます。




具体的には九つの要素でできています。



1.顧客セグメント(CS:Customer Segments)

「誰に価値を提供するのか」

「最も重要な顧客は誰なのか」

2.価値提案(VP:Value Propositions

「どんな価値を提供するのか」

「どういったニーズを満たすのか」

3.チャネル(CH:Channels)

「販売ルートは、どうやっているのか?」

「どのように価値を提供するか」

4.顧客との関係(CR:Customer Relationships)

「どのような関係を構築するか」

5.収益の流れ(RS:Revenue Streams)

顧客は「どのような価値にお金を払うのか」

「何にお金を払っているか」

「どのようにお金を払っているか」

6.リソース(KR:Key Resources)

「価値を提供するのに必要なリソース(経営資源)は何か」

7.主要活動(KA:Key Activities)

「価値を提供するのに必要な主要活動は何か」

8.パートナー(KP:Key Partners)

「代替のきかない協業相手は誰か」

9.コスト構造(CS:Cost Structure)

「コスト固定費と変動費の項目と金額はいくらか」


支援先での気づきは

・顧客との関係性は、短期的である

・価値提供する製品の発売開始時期を記載してみるとヒット商品が最近無い

・リソースが一人に偏っている

などでした。


お勧めしているのは

社長と幹部で記載してみて

すり合わせをしビジネスモデルを共有することです。


次に、5年後、10年後の外部環境の変化に対して

自社のビジネスモデルを考えてみます。

現状とのギャップを抽出して、打ち手を考えるということです。


社長と幹部社員が同じものを記載できれば

自社のビジネスモデル構造理解が共有されているので

ビジョンを考えたり、目標・計画を立てる時に

議論が進みやすくなります。


ビジネスモデルが共有されていないと

前提がバラバラなので、議論がかみ合いません。


一方、ビジネスモデルキャンバスは

大きな漏れが一つあります。


それは、どんな組織や人がこのビジネスモデルを実現させているか

ということを書く欄がないこと。


ですので、支援先では

組織図に個人名と役割を書いてもらうものを作ってもらいます。


ビジネスモデルと組織図をセットで作ることで

自社の現像及び将来の自社の姿が明確になります。


皆さんも一度作成してみてはいかがでしょうか?


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