経営者は励まし方を習っていない!
組織と仕組みづくりパートナー/中小企業診断士の蛯原健治です。
社長がいちいち言わなくても、社員が勝手に動いて利益が2倍になる組織作りのコツをお届けします。
愛知県名古屋生まれ、刈谷育ちの私は、プロ野球中日ドランゴンズの動向が気になります。
立浪監督が、春季キャンプの第1クールの総括で「自分自身も成長していかねばならない。僕らもそう。選手への接し方や采配で成長がなければなりません。指導者は言葉の力も大事です。」と発言していました。昨年は、最下位だったので、言葉の力も使って優勝目指してほしいものです。
実際、監督やコーチの言葉一つで、選手のパフォーマンス発揮が変わってきます。
言葉の力を以前から大事にしている国アメリカでは、試合前にチームの士気を高め、本来持っている力を引き出すコーチの言葉、ペップトークを使っています。
ペップトークは、短い、分りやすい、肯定的な言葉を使う、人をその気にさせる 激励のショートスピーチです。「PEP」は英語で、元気・活気・活力という意味です。
実は、心理学者アルバート・バンデューラは、自己効力感:自分がある状況において必要な行動をうまく遂行できるかという可能性の認知を持つには、4つの要素「成功体験」、「代理体験」、「言語的説得」、「情動的喚起」が必要と言っています。
そのうちの2つがペップトークの有効性を裏付けています。
言語的説得(ポジティブな言葉)「自分ならできる」「あなたならできる」とポジティブな言葉を何度も言い聞かせること、そして、情動的喚起:気分を盛り上げたりすることです。
さらに、ペップトークは実は、すぐに実践できるシンプルでポジティブな言葉を使ったコミュニケーションで、4つのステップに沿って話していけば、相手のモチベ―ションを上げることができる言葉がけです。
4つのステップとは
「受容」事実の受け入れとして、相手の感情や状況をいったん受け入れることから始めます。相手の状況を聴き、相手の感情を観察し酌み取ると心にスペースを作ります。
「承認」状況や感情をポジティブに捉えさせます。
「行動」今、してほしい行動をそのまま伝えます。
「激励」最後に送り出す言葉で相手の情動を喚起させます。
そもそも我々は励まし方、モチベーションの上げ方を習っていません。
ですが、この4ステップで部下にペップトークをすればモチベーションがあがります。ペップトークは、もちろんビジネスにも応用できるものです。立浪監督が「指導者は言葉が大事」とありましたが、経営者も言葉は大事です。
是非、4ステップでペップトークを実践してみてください!
3月1日から、ビジネスペップトークの学びと実践のプログラムを経営者・経営幹部向けに用意しました。
講演やセミナーなどでやってきた内容ですが、チャレンジプログラムとしてお伝えするのは初めてですので今回は無料で提供いたします。
登録していただければ、アーカイブで3月14日までご覧になることが可能です。
経営者・経営幹部向け、社員が勝手に動き出す魔法の言葉がけができるようになる5日間
ビジネスペップトーク・チャレンジプログラム
https://businesspep.hp.peraichi.com/challenge
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