成長企業の秘訣

適切な物事に取り組んでいますか?

組織と仕組みづくりパートナー/中小企業診断士の蛯原健治です。

 社長がいちいち言わなくても、社員が勝手に動いて利益が2倍になる組織作りのコツをお届けします。


経営者の方から

うちの幹部は、適切な目標や計画を立てることができない!

だから一から十までこちらが考えて言わないといけない!

というご相談をいただきます。


では、どうすれば適切な目標や計画を立てることができるのでしょうか?


G-PDCAのフレームワークを使って説明したいと思います。

G ゴール 目標

P 計画

D 実行

C チェック

A 処置対策、改善

仕事を行うときには、このG-PDCAを回すことが必要です。


この時に

シングルループ学習

ダブルループ学習

トリプルループ学習

という考え方があります。


<シングルループ学習>

G-PDCAの D:実行 C:チェック A:処置・対策

のような物事に適切に取り組んでいるか

決められたことを、きちんと取り組んで、振り返ることができるか

立てられた計画を理解して、実行に移すことができる必要があります。


<ダブルループ学習>

G-PDCA のG-P 

適切な物事に取り組んでいるか

チームの目標や計画を適切に立てることができるか

前提となる、会社のミッション・ビジョン・バリューや

中期経営計画、年間計画、そして外部環境(お客様や競合先、トレンドなど)

理解して自分のチームとの関連を適切に説明できる必要があります。


<トリプルループ学習>

何が適切で、何が適切でないかについて、「どのように判断している」のか

現状の会社の置かれた状況を考え

会社の意思決定基準になる

ミッション・ビジョン・バリューは

このままで良いのかを考えることができる必要があります。


最初の問い、

「幹部が、計画や目標を考える」には

少なくともダブルループ学習ができている状態が必要です。


そして幹部が、

計画や目標をじっくりと考えることができる時間が必要です。


時間のことを書いたのは

計画や目標を考えてほしいと言いながら

その時間を確保しない経営者が多いと思ったからです。


皆さんは、いかがでしょうか?



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