1.今できる事を考えすぐにやる
経営相談、経営サポート延べ3,000回以上で見えてきた成長企業の秘訣をお伝えしていきたいと思います。
コロナウイルスの感染者数が拡大する中、緊急事態宣言も発令間近、多くの企業が影響を受ける、もしくはこれから受けることが予想されます。先が見えない中、経営判断を日々迫られる社長のお気持ちをご察し致します。
成長企業が実践されている事の一つが「今できる事を考えすぐにやる」ということです。経営環境が日々変化する中、いま何をする事が最適か意思決定し、すぐに行動に移す、実践する。そしてやってみて振り返り軌道修正していく。このことを当たり前のようにするのが成長企業です。多くの企業で考えることまでは行うのですが、すぐに実践する企業は少ないのです。実は企業だけでなく人も同じで、考えたことをすぐに実践できるかが成長への鍵と考えます。
では今、社長がやるべき事はなんでしょうか?
今やるべき事の一つが事業資金の確保です。なぜなら、資金繰りで社長の頭がいっぱいになると、冷静な判断ができず事業に支障が出てきます。
私は、8年前ある金融機関で*破綻懸念先企業数十社を1年かけて訪問し経営改善策の助言を行いました。その企業の共通項の一つが「社長が資金繰りの事で頭がいっぱいで改善計画が進んでいない」ことでした。人はお金のことで頭がいっぱいになると冷静な判断ができなくなります。大切なお客様や社員に目が向かなくなってしまいさらに経営が悪化していくという状態でした。
事業を存続させ社員に安心して働いてもらうためにもまずは、事業資金の確保に動いてみてはいかがでしょうか?
最後に
人に関わる支援を中心とする蛯原がなぜ、資金の話を書いているかといえば、国家資格中小企業診断士の有資格者して資金の話も分かった上で人に関わる支援を行っているからです。もちろん資金に関することで専門的な話の場合は、専門家におつなぎいたします。 無料相談実施中
コロナ 中小企業施策
資金等についてhttps://www.meti.go.jp/covid-19/ 雇用についてhttps://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_10782.html
破綻懸念先について
*破綻懸念先 金融機関の債務者区分の格付けで、銀行が融資先企業ごとに付けている区分で、企業の財務状況と、融資の返済状況により決められます。
金融庁の金融検査マニュアルに基づき、1.正常先 2.要注意先 3.破綻懸念先 4.実質破綻先 5.破綻先と分けられます。破綻懸念先とは、経営難にあり、改善の状況になく、長期延滞の融資がある企業のことです。