成長企業の秘訣

それって、世代間ギャップですか!?

組織と仕組みづくりパートナー/中小企業診断士の蛯原健治です。

 社長がいちいち言わなくても、

 社員が勝手に動いて利益が2倍になる組織作りのコツをお届けします。

コンサルティング先での話です。

社長が出張中の中、中核社員が辞めるということで、

今後どうしていくかについてのミーティングを行いました。



その中で、入社6年目のAさんは、

「できる人に頼らない仕組みを作って対応するべきだ!」

という意見でした。



一方、それを聞いた入社28年目のBさん

「今までにやったことないし、上手くいくかわからない」と、

Aさんの意見には、ネガティブな対応でした。



皆様の会社でも、

新しいやり方に賛同しないベテラン社員って

いませんか?



でもネガティブな反応には、

背景や理由があり、

なぜネガティブなのか深い考えがあるはずなのです。

もちろん若手のAさんにも背景や考えがあります。



これを知らずに議論すると、

意見に賛同するかしないかだけに

なってしまいます。



ですから、背景や理由、価値観

をお互いに聞く、

対話をすることが大切です。



でも対話だけで、本当にこの話し合いは上手くいくのでしょうか?

もう一つ明確にする必要があります。

それは、ビジョンです。

ビジョンとは、将来どんな会社がどんな状態になっていて、自分がそこでどう働いているかを明確にしたものです。

特にビジョンの時間軸を合わせるということが必要です。



実は、若手のAさんは、

自分がこの会社の20年後30年後のことも考え始めるようになったのです。

現社長がいなくなったあとのことも考えての発言でした。



一方、ベテラン社員のBさんは、10年勤めれば退職です。

そこまでの長期の視点で話をしていませんでした。



ベテラン社員と若手の社員の話があなわいのは、

環境の違いや価値観の違いで

片づけられてしまう場合が多いのですが、

ビジョンの時間軸をそろえて話すことも

実は、とっても重要です。



対話の前提として、

いつの話をしているのか、

いつどんな状態になっているか、

そのために今何をしたほうが良いかについて、

時間軸を揃えたビジョンを共有してみませんか?




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