ボトムアップはどうすれば良いのですか？

組織と仕組みづくりパートナー/中小企業診断士の蛯原健治です。

　社長がいちいち言わなくても、

　社員が勝手に動いて利益が2倍になる組織作りのコツをお届けします。

北陸で開催された異業種交流会の全国大会でした。
そこで、交流会メンバーへの展示会がありました。

私は、10の質問に答えるだけで組織の問題を解決する
チームビルディング簡易組織診断を
皆さんにやってもらうブースで出展しました。

ある会社の会長にやってもらっていたところ、
点数があまり高くなかったのです。

会長は、
「自分の時代は、トップダウンで指示してきたので、
　よかったのだけれど、息子に社長を譲ってからは、
　何か会社が上手くいっていない」
とのことでした。

トップダウンから、ボトムアップに
指示命令の系統を変化させたときに、
多くの会社で上手くいっていません。

それは、なぜでしょうか？

ビジョンがないからです。
ビジョンがないと、皆さんがどこを目指して
何をやったらよいかが分からなくなり
混乱してしまうからです。

トップダウンでは、一人の人が決めて、指示しました。

ボトムアップでは、ビジョンを協創して
社長も社員もビジョンを目指します。

経営トップの指示の代わりに、このビジョンを目指して
ビジョンを達成させるために、
どんな行動をしたら良いかを各自が考えて行動し、
目標達成するのがボトムアップ組織です。

ビジョンといってもキャッチフレーズだけでは
ありません。

例えば、ソフトバンクグループのビジョンは
ソフトバンクグループは、情報革命で人々の幸せに貢献し、
「世界の人々から最も必要とされる企業グループ」を目指しています。

これだけでは、中小企業のボトムアップは成り立ちません。

もっと具体的に、
財務状況、営業・販売、サービス・生産、人事・組織、経営
について、5年後、3年後、1年後
どうなっていたら良いか
社員と共に話あって創りだすものがビジョンです。

会社全体では、1年後のビジョン
部署では、3か月から半年後のビジョン
を作成して行動のPDCAを回すと上手くいきます。
個人は、1週間に一回、何をどこまでやるか、
考える時間があると良いです。

現在のビジョンの浸透状況も分かる
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