船井電気の経営破綻は、ビジネスモデルが悪いから!?
組織と仕組みづくりパートナー/中小企業診断士の蛯原健治です。
社長がいちいち言わなくても、社員が勝手に動いて利益が2倍になる組織作りのコツをお届けします。
船井電機が経営破綻しました。
「格安家電」
固定費をできるだけ抑えたビジネスモデルで
上手くいっていた時期もありました。
上手くいったビジネスモデルを
競合先にマネされて
価格競争に敗れたようです。
ビジネスモデルの賞味期限が
短くなっていることもあると思います。
既存のビジネスモデルのみで
経営を行っていたことが敗因ではないでしょうか。
では、ビジネスモデルだけの問題かといいますと
それだけではないと私は考えます。
既存のビジネスモデル頼みでは
上手くいかないことは、経営に携わる人なら
すぐに気づく話です。
それに対して組織として手を打てなかったのは
組織が健全に機能していなかったのではないでしょうか?
現場の意見を吸い上げ
建設的に議論する場がなかったのではないでしょうか?
経営とは、良いビジネスモデルと良い組織があって成り立つものです。
良い組織があれば、陳腐化したビジネスモデルを変える力があります。
しかし、そもそも既存事業と新規事業をバランスよく行えば
破綻せずにすんだのではないでしょうか?
皆さんは、「両利きの経営」という言葉を聞いたことがありますか?
チャールズ・A・オライリーとマイケル・L・タッシュマンによる著書
「両利きの経営―『二兎を追う』戦略が未来を切り開く」
世界中でベストセラーになりました。
両利きの経営とは、
本当にざっくりとお伝えすると
既存事業の深化と新規事業の探索を同時に行う必要がある
ということです。
船井電機も、新商品の開発なども行っていましたが
上手くいっていなかったようです。
両利きの経営を行うには
既存事業と新規事業で違う組織を作り
行うことが重要と言われています。
では、どう違うのかは、次回に書きたいと思います。
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