成長企業の秘訣

目標管理では、成果は上がりません!?

組織と仕組みづくりパートナー/中小企業診断士の蛯原健治です。

 社長がいちいち言わなくても、社員が勝手に動いて利益が2倍になる組織作りのコツをお届けします。



以前、上場企業でチームマネジメントという研修を行いました。



私が、

「部署の目的・目標・ビジョンを記入してください」

と言ったら、



「上手く書けません」

と言われました。




その受講者から、話を聴くと

自分の部署は、総務・人事・経理など管理部門で

営業とは違い、数値目標もなく

ミスなく処理することが仕事です。

ということでした。




中期経営計画はあるが

今年1年の部署の目的・目標がないまま

仕事をしているとのことでした。




まず、会社の成果を出すために、組織を機能させるには

目的・目標が決まっており、連鎖をしていくこと

必要です。




連鎖とは、

会社の目的と目標、部署の目的と目標、個人の目的と目標

が決まっており、個人の目標が達成したら

部署の目標が達成しているようになっている

また、部署の目標が達成したら

会社の目標が達成している 状態です。




例えば、ある目標は、その目的からみれば「手段」です。

しかし、その目標の手段(下位目標)からみれば、

その手段を取る目的となります。



例えば、塩ラーメン屋さんで考えてみたいです。

なぜ、塩ラーメン屋なのかは、私が大好きだからです。


会社の目的は、塩ラーメンで世界を平和にする!

その目的を果たすために

会社の目標は、まず、塩ラーメンで日本一番になる 


次に

部署の目的が、塩ラーメンで日本一番

目的を果たすために

部署の目標は、塩ラーメンで愛知県一番


個人の目的は、塩ラーメンで愛知県一番

目的を果たすために

個人の目標は、塩ラーメンで名古屋市一番


実は、目標を広辞苑で引いてもほぼ同じことが書かれていますが、

目標は、基本的に単独では存在しません!

目的(何のために)-目標(何をする)の連鎖の中に位置づけられます。

ですから、目標管理といいますが、

目的・目標管理が実は正解です。


そして、もうひとつ目的・目標とセットで必要なのが

ビジョンです。

ビジョンとは、映像です。

将来のある瞬間を動画撮影して見ているようなものです。


例えば、将来、会社の目的・目標が達成されている状態を

ビジュアライズしたものがビジョンです。


塩ラーメンで日本一とは

全国47都道府県にお店があり

従業員が200人、商品の種類は塩ラーメン一種類

飽きが来ないように、季節限定商品を年4回出している。

北海道、関東、兵庫県に工場があり、

全国に麺とスープを配送している。

など、イメージを細分化していきます。


これを、部署でも、個人でも行います。

ビジョンが見えてないと

行動ができないからです。


そして、部署個人の目的・目標、ビジョンが

上司部下で共有された時に

部下は、考えて動くことができるのです。


会社の成果を上げるには、

目標だけを管理するのではなく

ビジョン・目的・目標管理を行う必要があるのです。




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