2024.05_BEST「「3分でマイクを切る」はなぜ起こったのか」
組織と仕組みづくりパートナー/中小企業診断士の
蛯原健治です。
社長がいちいち言わなくても、社員が勝手に動いて
利益が2倍になる組織作りのコツをお届けします。

皆様の会社では普段から
「人材力・組織力・関係力」に
着目して組織づくりをしているでしょうか?
5月も下旬に入ります。
新しい組織はうまく回っていますでしょうか?
正しい「視点」を持って見直すきっかけになればと
思い、今回は昨年5月の記事の中からおすすめ記事
を再掲いたします!
↓ ↓ ↓
環境省職員が水俣病の被害者団体との懇談途中で
3分過ぎたら、マイクを切ってしまったそうです。
環境相が熊本まで謝罪に行きました。
何でこんなことが起きるのでしょうか?
その場に居たわけではありませんし、
本当のところは分かりません。
今日は勝手に
「ソコアゲチームビルディング
個人の強み や 長所 を最大限に活かす組織創り」
を高める3つの力で考えてみました。
人材力
3分でマイクを切るとどうなるか、
分からない職員ばかりという時点で
懇談会を仕切る力はありません。
そもそも、任せてはいけません。
任命責任も含めて、人材力が不足しています。
組織力
懇談の目的は何であったのでしょうか?
どんな状態になって終わっていたら良いか、
ビジョンが共有されていたのでしょうか?
懇談の目標は何であったのでしょうか?
目的・目標・ビジョンが共有されていないと
物事は上手く進みません。
もしかしたら、懇談の内容より、
時間内に終わるという目標が共有されていた
なんて事もあったのかもしれません。
「懇談自体が形骸化している」との声もあったようです。
これは、組織力の不足です。
関係力
そもそも、環境省の職員同士の関係性は
どうであったのでしょうか?
例えば、始まる前に、
今回は時間がないから3分経ったらマイクは切ります。
その代わり、別で時間を取ります。
などと働き掛けておくことの提案が
チーム内部で起きなかったのでしょうか?
マイクが切られた瞬間に
職員がきづいて、マイクを入れ直すことを
その場で現場トップに提案できる
職員の関係性はなかったのでしょうか?
さすがに懇談の後に謝罪をしているらしいので
気づいた人がいて、現場トップに提案したのかもしれません。
お互いに信頼関係を築き、
お互いにフィードバックしあえる関係性
としては不足していたのではないでしょうか。
関係力不足といえます。
人材力・組織力・関係力どれも不足していることで
今回の事は起こったのかもしれません。
ソコアゲチームビルディング
個人の強み や 長所 を最大限に活かし、
社員一人一人が自分で考え行動できる組織創りからは、
このチームは、かなり遠い組織ではなかったのでしょうか?
(そもそも、ソコアゲチームビルディングを
目指していないかもしれません)
会社組織も同じで、人材力・組織力・関係力が
高まっていないと、個人の強みや長所を最大限に
活かし、社員一人一人が自分で考え行動できる組織
にはなりません。
皆さんの会社で、組織の問題は起きていませんか?
現状の3つの力は、どれくらいなんでしょうか?
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