採用できても辞められる時代に勝つ!定着と育成で利益2倍へ組織改革
組織と仕組みづくりパートナー/中小企業診断士の蛯原健治です。
社長がいちいち言わなくても、社員が勝手に動いて利益が2倍になる組織作りのコツをお届けします。

世の中には、様々なデータがあります。
世界経済フォーラムの報告によれば、
日本の30〜99人規模の中小企業では
”3年以内離職率が約40%”に達しており、
組織の持続性を脅かす深刻な課題となっています。
多くの中小企業では、
「採用できれば人材課題は解決」
「賃金を上げれば辞めない」と考えがちです。
求人媒体にコストをかけたり、
入社祝い金を設定したりと、
“入口”ばかりに投資が集中しているのが実情です。
その理由は、
“制度が整っていない”からもありますが、
むしろ見過ごされているのは、
定着を支える「職場の空気」「人間関係」=ソフト面です。
「失敗したら怒られる」空気
「相談しづらい」上司
「居場所がない」職場文化
これらがある限り、どんなに福利厚生を整えても、
社員は長くは定着しません。
定着には、以下の2つが不可欠です。
ハード面:
福利厚生、労働時間の柔軟性、育児・介護制度など
ソフト面:
心理的安全性、1on1、感謝や承認が飛び交う文化
「人が辞めない組織」は、制度と関係性の両方を
地道に育てているのです。
今こそ「採用だけで満足する組織」から、
「定着と育成で利益を2倍にする組織」へシフトするときです。
その鍵は、以下の3本柱にあります。
① 採用ブランディング
自社の理念・ビジョンに共感する人材に届く採用設計
社員インタビューやリアルな働き方を発信する
② 定着施策(ハード+ソフト)
【ハード】福利厚生・柔軟な勤務制度
【ソフト】心理的安全性・上司の接し方(1on1)・日々の感謝文化
③ 育成と評価の仕組み
メンター制度や90日オンボーディング
役割と期待を言語化した育成プラン
組織を強くするのは「人」であり、
人を支えるのは「仕組み」と「関係性」です。
“辞めない仕組み”がある会社は、自然と社員が動き、
結果的に利益は2倍以上になるのです。
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