成長企業の秘訣

詰めない目標管理!?

組織と仕組みづくりパートナー/中小企業診断士の蛯原健治です。

社長がいちいち言わなくても、社員が勝手に動いて利益が2倍になる組織作りのコツをお届けします。



私がサラリーマン時代に経験したのは

「目標数値の達成が絶対」という世界でした。

達成できなければ上司に厳しく詰められる。


今振り返ると、目標を達成するために必要な行動へと

視点を切り替えれば良かったのですが、

当時は「事と人」を分けて考えられず、

達成できない自分そのものが責められていると受け止めていました。


実際には、上司は「達成できる行動を取っていない」

ことを指摘していただけなのだと思います。


けれども、その伝え方が「詰める」という形になると、

受け手は萎縮し、前向きに動けなくなってしまいます。


では、詰めずに目標達成を実現するにはどうすればよいのでしょうか。

その答えの一つが「ポジティブアプローチ」です。


これは、現状から理想の状態に近づくために

これからどう行動するかに意識を向ける考え方です。


対して「ギャップアプローチ」は、

問題を特定し原因を追及し改善する方法で、

製造現場の品質管理で多く使われてきました。


そのため製造部門に目標管理を導入すると

「できなかったら原因を追及される」と身構える人が少なくありません。


しかし、目標管理をポジティブアプローチで運用すれば違います。


まず目標に対する達成率を明確に算出し、皆で共有する。

そして未達であれば「では何をすれば良いか」と行動に落とし込む。

それだけでよいのです。

原因追及に時間を費やす必要はありません。


人は「詰められる」から嫌になるのです。

そして嫌になれば辞めてしまいます。


経営者や上司が知らず知らずに詰めてしまうのは、

自らもその経験しかなかったから。


けれども本来、目標管理とは「詰めること」ではなく

差を明確にし、その差を埋める行動を繰り返すこと」です。




これからの中小企業に必要なのは、詰めない目標管理。

ぜひポジティブアプローチで取り組んでみませんか。



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