成長企業の秘訣

ビジョンも目標も作るのは時間がかかる

組織と仕組みづくりパートナー/中小企業診断士の蛯原健治です。

社長がいちいち言わなくても、社員が勝手に動いて

利益が2倍になる組織作りのコツをお届けします。



支援先では、店舗のビジョンを作成することになりました。

同じサービスを提供している2店舗ですが、

目指す姿にズレが生じていて、人が辞めたり、

サービスレベルが担保できなかったりしていました。


そこで、各店長と経営者で話し合ってもらいましたが、

なかなか結論は出ません。


無理もありません。

今まで、腰を据えて話し合い、

まとめる経験がほとんどなかったからです。

時間がかかるのは当然なのです。


しかし、このプロセスこそが大事です。


店舗やサービス・組織がどうなっていたら良いかを、

経営者と店長が率直に語り合い

理想像を共有しなければ、

組織は簡単にバラバラになってしまいます。


例えば、

「あっちの店舗では、こうだったから、

なぜ私たちもやらなければならないのか?」


「こっちの店長は張り切っているけれど、

必要以上の要求にはついていけない」

といった不満が噴き出してきます。


実際、この会社では

店長が1年も持たずに辞めていく状況が続いていました。



背景には、会社としての方針が

社長と副社長で食い違っていたことがあります。


社長の考えを信じて行動した店長が、

副社長や部下から「そこまでやる必要はない」と言われ、

孤独を深め、結果的に病んで辞めていったのです。


ですから、

会社として「どういう店舗を目指すのか」

というビジョンを明確にし、

経営者から社員・パートまで共有することが不可欠です。



まずは社長・副社長・店長の三者で腹を割って話し合い

共通の旗印を決めるところから始めています。


組織を変えるということは、

意思決定の構造そのものを作り替えることでもあります。



誰と誰が、どのタイミングで、

どんなルールで話し合って決めるのか。


この支援先は今、その一歩を踏み出したところです。


あなたの会社は、

目指すべき姿が社員まで同じものを見ていますか?


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