Visionが人を引き寄せる ― 里山から学んだ経営の原点
組織と仕組みづくりパートナー/中小企業診断士の蛯原健治です。
社長がいちいち言わなくても、社員が勝手に動いて利益が2倍になる組織作りのコツをお届けします。

この10日間で、出羽三山、そして安房鴨川の里山に身を置き、
様々な方と出会い、深い対話を重ねてきました。
まさに自然の懐にどっぷりと浸かり、
山の豊かさも厳しさも全身で味わった時間でした。
その中で特に経営に関して印象に残ったのが安房鴨川の、
「小さな地球」という場所です。
ここには明確なVisionがあります。
――美しい村が美しい地球を創る。
1千年続く棚田と古民家を含む里山の時間と空間を、
ぼくらのコモンズ(共有財産)とし、
人と人、人と自然、都会と田舎をつなげた大きな輪を描く。
そして美しい「いのちの彫刻」として、みんなで「小さな地球」をつくろう。――
棚田で米を作り、炭を焼き、野菜を育てる。
里山での暮らしそのものが循環社会の縮図となっています。
今ではSDGsや循環型社会への関心の高まりを背景に、
年間1,000人以上の社会人や大学生が訪れる場となりました。
古民家の壁には「夢」という文字が掲げられています。
共同代表の林さんは
「自分にはお金がない。
だからやりたいことを絵や言葉で伝え、
知恵と人とお金を集めて実現している」
と話してくれました。
やりたいこと、それはすなわちVisionです。
Visionが明確だからこそ、共感する仲間が集まってきます。
知恵を持つ人も、お金を持つ人も、そのVisionに賛同して力を貸してくれる。
そうして少しずつ形になり、実現へと近づいていくのです。
今回の体験を通じて、
改めてVisionの持つ力と大切さを強く実感しました。
中小企業の経営においても、明確なVisionがあるからこそ、
人も資源も自然に引き寄せられる。
そんな当たり前でいて忘れがちな原点を、
里山から学ばせてもらいました。
小さな地球の詳細は下記から
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https://small-earth.org/
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