成長企業の秘訣

ゲームが上手く行かないのはなぜ!?

組織と仕組みづくりパートナー/中小企業診断士の蛯原健治です。

 社長がいちいち言わなくても、

 社員が勝手に動いて利益が2倍になる組織作りのコツをお届けします。



先週は、人材力を高める

「効き脳」と「行動スタイル」

の研修を2回別の会社で行いました。

研修で一番伝えたかったことは

チームで成果を出すために

「効き脳」を活かし

クリエイティブプロセスを回すしかない!!

ということです。


クリエイティブプロセスとは、

簡単に言うと、

新しい事を考え進めるときに

 D(アイデア・コンセプト型)の人が、まずアイデアをだし、

 A(論理・分析型)の人が、定義づけて

 C(共感・調和型)の人が、メンバー全員に分かるように伝えて

 D(アイデア・コンセプト型)の人が再度確認し

 B(計画・堅実型)の人が実行する

という一連のプロセスです。

クリエイティブプロセスの話をした後に

経営シミュレーションゲームを行いました。

各グループには、

A(論理・分析型)B(計画・堅実型)

C(共感・調和型)D(アイデア・コンセプト型)

の全ての人がいるように配置しました。

しかし、上手くクリエイティブプロセスが回らなく、

全くゲームの課題に辿り着けない

グループがありました。

それは、なぜでしょうか?

D(アイデア・コンセプト型)が

アイデアを出すところまでは良かったのですが、

A(論理・分析型)の人が意見をほとんど出しませんでした。

実は、A(論理・分析型)の人、

自己表現と自己主張がとても低い方だったんです。

ですから、答えを導く考えを分かっていたにも関わらず

発言しなかったのです。

これは、行動スタイルが関係しています。

行動スタイルは3つあります。

自己表現自己主張柔軟性です。



自己表現 

 思いや考え、感情を他人や世界に対して発信したいかどうか、

 他人と関わり合おうとするかどうかの度合い


自己主張 

 自分の考えや意見を他人に受け入れて欲しいと思うかどうかの度合い


柔軟性

 異なる考えや状況、行動を受け容れようとするかどうかの度合い

です。

先ほどのA(論理・分析型)の人は、

自己表現が低く、自己主張も低いので

意見をださなかったのです。

しかも、柔軟性が低いので非常に頑固な方です。



この場合、自分の考えはあるのに、意見を出さないので

会議の後で、「違う意見」をだしたり、「ちゃぶ台返し」をします。



この場合は、周りがAの人に

ちゃんと意見を聴く姿勢が求められます。



チームが成果を出すためには、

効き脳を活かしたクリエイティブプロセスが大事なのですが

クリエイティブプロセスを回すには、

行動スタイルも重要になってくるという事です。



皆さんのチームは、クリエイティブプロセス

回っていますか?




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